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HAREBARE(ハレバレ)のサイトへようこそ!

このサイトでは、心と身体が明るく元気になるような、家庭でできるさまざまな情報をお届けします。
家庭の食医としての食薬が学べる「暮らしの百年養生ごはん」のレシピをはじめ、日常のナチュラルライフに役立つちょっといいもの「good things・グットシングス」を、お届けしたいと思っています。

レシピの語源は処方箋

みなさんはレシピの語源は処方箋から来ていることをご存知でしょうか?

初めてこの言葉を聞いたとき、私は「薬食同源」という言葉がポンと頭に浮かびました。
食べるものは薬にもなるし、ある意味毒にもなります。
普段の食卓に上がる何気ない献立は、カラダや心を元気にするために考えらえられた処方箋です。
この処方箋は何も難しいものではなく、季節の食材を取り入れながら、ご自分やご家族の体調や体質に合った調理法でレシピを組み立てた食事のことです。

シンプルで良いのです。
食事とはただ空腹を満たすだけものではなく、必要な栄養や効能が心とカラダを養うかけがえのないものだと知っているだけで充分です。

お家の台所はキッチンファーマシー
みなさんもぜひ、食医の台所を楽しんで作ってみてください。
季節に合わせた保存食や発酵食を手作りする。私はタイムカプセルのような長く保存できる梅干しなども台所に並べて、ひ孫あたりにも食べさせたいと願っています。世界の生薬やスパイスも少しずつ揃えて、香りや効能を試す。これらは薬がない時代には大変貴重で、意味深い物でした。
東洋医学の知識をベースにしつつも、日本の宝のような先人の知恵が詰まった保存食や発酵食、郷土料理も大切に受け継ぐ。「和魂漢才」の精神で毎日の食卓をそそと「ととのえ」たいと思っています。

最後に、中医学 の基礎として知られる(素問陰陽応象論篇)には、
「整えることを知っている人は体が健やかであり、知らない人は容易に衰える」とあります。
人はこの世に生まれた時の肉体はたとえ同じようであっても、意識の違いだけで健強でいられるか、衰弱を辿るかのどちらか一つになって行きます。
  
いったいこの違いはなんでしょうか?
体を動かし、人生の楽しみを持ち、よく眠り、新鮮な旬の素材をシンプルにいただく。
  
「大和魂が息づく食養生を」 ご一緒に。

宜しくお願い致します。

 井澤由美子拝